アレモ コレモ ヨミタイ

読んだ本のことを書いたり書かなかったり

2010-01-01から1年間の記事一覧

着ればわかる! / 酒井順子

今日からお仕事やすみ。んで、朝寝坊しちゃったんで、(正確には朝寝坊のお許しをいただいたんで)主人が、ご飯を炊いてくれました。しかし!なんか、「焦がしちゃった、行ってきマース!」みたいなコトを言われて、しばらくのち、台所へ行って見て見ると…蓋の…

勝手にふるえてろ / 綿矢りさ

主人公は26歳のOL。私がその年齢だった頃、どんなことを考えて生きてたんだっけ。というのが、1/3くらいまで読んで、アタマに浮かんだこと。その後、一気に最後まで読んで、そんなチンケな事柄は、すっかり吹き飛んでいた。なんだこれ。スゴい。こんなことし…

わかってきました。 : 科学の急所 / 赤瀬川原平

以前に取り上げた「新解さんの謎」の著者のものだったので、きっと面白いだろう、と思い、借り出してきた。独特のテンポみたいなものがあって、とても読みやすいし、なにしろ視点がおもしろい。科学っぽいネタ1件につき、1章立てで構成されているのだが、こ…

たのしい写真 : よい子のための写真教室 / ホンマタカシ

写真、けっこうすきだ。特別ウマいわけでもなく、特別良いカメラを持っているわけでもなく。なのに、flickrのブログパーツ貼っちゃったりしてるし。自分てちょっとイタイのかも、と思ったりもするのだが。また、最近は「Instagram」という、iPhoneアプリにハ…

怒らないこと / アルボムッレ・スマナサーラ

なんだか風邪がだんだん悪くなって、とうとう仕事を休んでしまいました…いまの職場は、勤め始めて3年めで、来年4月で、4年めになりますが、病欠は、はじめて。電話を入れようとケータイをみたら、Oh!連絡先が登録されていない!職場のWebページがあるので、…

傭兵ピエール / 佐藤賢一 ; 上, 下

風邪をひいたようで。朝、目覚めるとノドが痛いのと、たまに鼻水が、ドバーとでるの以外は、熱もないし、食欲もあるので、たいしたことないのですが、3日ばかり、この状態なので、そろそろ治ってほしい…さて、今回取り上げるのは、百年戦争とやらを題材とし…

20歳のときに知っておきたかったこと : スタンフォード大学集中講義 / ティナ・シーリグ

歯が痛い。今日歯医者に行ったら、神経が死んでいたそうな。ショック。で、治療してもらったら、治療前より、ダンゼン痛い!ほうっておいても、治らないの、わかってるんですけどね…で、歯が痛いのに、帰りに手羽の唐揚げを買ってしまう、この食い意地。ジャ…

なぜ、子どもはピーマンが嫌いなのか? : まくうち流70点の食育講座 / 幕内秀夫

仕事で、食育に関する展示をすることになり、そもそも「食育」てナニ?なところから始まっているワタクシ。とりあえず2冊ほど借り出した次第。そのうちの1冊であるこちらは、「読む」っていうほどの量ではないので、ホントにあっという間に終わってしまった…

ヴァギナ : 女性器の文化史 / キャサリン・ブラックリッジ

タイトルがちょっと衝撃的だったので(当時)、店頭では手にとって、レジまで持っていくことが出来ず、そのまま幾年月。先日ネットで偶然再会(?)して、アマゾンで発注。「翌々日にお届け!」だったのに、翌日届いてびっくりした。今なら多分、書店でも買えると…

星の王子さま / サン=テグジュペリ作 ; 内藤濯訳

今更な感が否めませんが…お盆休みに、仙石原にある、「星の王子さまミュージアム」に行って以来、気になっていたため、ひっぱりだしてみる。周りの人々はほぼ、この作品を、「よくわからない」という。ワタシは、以前(5〜6年前?)読んでから、わかったような…

いのちの選択 : 今、考えたい脳死・臓器移植 / 小松美彦[ほか]

岩波ブックレット。何か、読むもの…という程度で購入したが、非常に重いテーマなので、なかなか読み始められなかった。読み始めてしまえば、分量も多くはないので、すぐに読めてしまうのだが。テーマそのものを、単純にとらえてしまえば、それだけの内容のも…

あすなろ三三七拍子 / 重松清

「はてな」では、はじめての記事。まだ、使い方がよくわかっていない。さて、本題。2段組とボリュームたっぷりだったので、かなり時間がかかるのでは、と予想していたが、仕事がほぼ今月いっぱい夏休みだったり、このところ電車に乗る機会が多かったりと、読…

犬部! : 北里大学獣医学部 / 片野ゆか

暑い…言っても仕方がないと思いつつ、つい口走ってしまいます。いやー夏ですね!コドモの頃から、異常な汗かきなんで、この時期ホント、キツイです。で、犬部。このヘンなタイトル(失礼)と、北里大学、というポイントに惹かれて購入。北里大学、割と近所なん…

ペンギン・ハイウェイ / 森見登美彦

新作に手を出すのは、けっこう珍しい気がします。あまり「情報ツウ」ではないものですから。6月に入って、これまで、念願だったこと、いくつか進められたりして、割と、大きく変化した感がある今日この頃なのですが。ひとつには、屋根裏に書庫をつくること。…

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 / 万城目学

ちくまプリマー新書って、なんか不思議です。中学生くらいから、読めそうなんだけど、内容は、結構しっかりしてるというか。大人でも、全然イケると思うのですが。もしかしたら、私の頭ん中がコドモすぎるだけでしょうか。ちくまプリマーは、以前にもココで…

ヴィヨンの妻 / 太宰治

太宰晩年の短編集。表題作は、映画にもなっていましたね。きっかけは、鳥居みゆき。また、ですね。エヘ。たしか大喜利番組『フットンダ』で、「ヴィヨンの妻」に関する発言があって、ただ、それだけなんですが…詳細は、憶えていません。短編なので、まあどん…

新解さんの謎 / 赤瀬川原平

新解さん。ユーモアがあって、時に厳しく、ちょっとかわいそう。そして、女性に対する偏見が垣間見られる…人っぽいが、人ではない。辞書なんですね。新明解国語辞典。大分昔のことになるが、わりと話題になった記憶があるので、ご存知の方も多いかと。辞書の…

パパラギ : はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集 / [ツイアビ著] ; 岡崎照男訳

文明批判の書である、ということは、よく言われていて、気にしていた1冊だったので、読んでみることに。ボリュームは少ない本なので、すぐに読めました。痛烈な批判をされているにもかかわらず、なんかちょっと微笑ましいというか、ユーモラスな雰囲気が、そ…

パレード / 吉田修一

この作品を知ったのは、映画の予告編をみたのがきっかけで、ちょっと「見たいかも…」とは思ったものの、結局見に行けず、若干忘れたころに、近所の本屋さんで、文庫を発見したのでした。私にしてはめずらしく、読んでる間中、ずっとおもしろかったので、大事…

東京バンドワゴン / 小路幸也

3月だというのに寒い日が続きましたが、今日はようやく暖かくなるようですね。ヨカッタ。昨夜は、『ブルームーン』でしたね。ひと月で2度目の満月を、こう呼ぶのだそうな。見ると良いことがあるとか。さて、本題。単行本が店頭に並んでいたころ、気にはなっ…

プリンセス・トヨトミ / 万城目学

んなアホな。と、思わず関西弁でツッコミたくなるような、トンデモな設定の小説ですが、けっこう面白かったです。「鴨川ホルモー」や、「鹿男あをによし」と比べてしまうと、『けっこう面白い』ぐらいになってしまうわけですが、普通に面白いので、オススメ…

新宿遊牧民 / 椎名誠

これは、主人にオススメされて、読んだもの。事実をベースに書かれた、ということで、なんだかそれだけで、興味がわいてきて、どんどん読めてしまう。事実は、小説よりも奇なり、とは、まさにこのこと。すべてが、事実ではないにしても。また、オビの「輝け…

春の嵐 : ゲルトルート / ヘッセ

夫にオススメされて、読んでみました。なんだか、ヘッセはウマが合う気がします。うまく言えないんですが、人生ってイロイロなことが起こるけど、最終的には、プラマイゼロか。みたいな。結果が良いとか悪いとか、そういうことではなく。むしろ結果ではない…

シッダールタ / ヘッセ

ヘルマン・ヘッセです。はじめて読んだ、ヘッセ。前回の「田園〜」と一緒に、なにげなーく購入したもの。しかし。コレ当たりでしたなぁ〜。最初は、ちょっとつまんないかも…なんて思ったり。結局ブッダってなに?みたいなことに、なるんだろうと思って…で・…