アレモ コレモ ヨミタイ

読んだ本のことを書いたり書かなかったり

2009-01-01から1年間の記事一覧

田園交響楽 / アンドレ・ジッド

先ほどの記事に続いて、挑戦したのがコレ。影響されすぎですか?されすぎですね。だって好きなんやもん、鳥居みゆき。安部公房に続き、ジッドに初挑戦です。田園って、あのベートーヴェンの?と思って調べてみたのですが、インターネットの情報だけでは、ち…

カンガルー・ノート / 安部公房

安部公房、読んでみたい!と、思ったのは、雑誌「ダ・ヴィンチ」2010年1月号に、「今年の顔が選ぶオススメ本」という記事で、鳥居みゆきさんが、「サロメ / オスカー・ワイルド」「田園交響楽 / アンドレ・ジッド」「砂の女 / 安部公房」の3冊を紹介していた…

怖い絵2・3 / 中野京子

けっこう前に第1弾を読んだのですが、今回は、その続編2冊です。実は、2・3が出ていることを最近まで知らなくて、職場でリクエストが出て、はじめて存在を知った由。で、リクエストした方の次に読んじゃったですよ。ものごとを、いろんな角度から見てみる…

表象メディア論講義正義篇 / 原宏之

ちょくちょく他のものも読んだりしながら、 ということもあったのですが、 それにしても、だいぶ時間がかかってしまいました。「正義篇」とあったので、 他の部編もあるのかな、と期待しましたが、 どうやら存在しないようです。目に見えるものだけを信じる…

有頂天家族 / 森見登美彦

また森見作品になってしまった…さらーと読んだだけなのですが、 結構グッとつかまれるような感じはありましたねぇ。 なので、読み込んだら、 もっと味が出るのかも、 と、期待しています。しかし、逆の場合もあるので、 気をつけないとなんですが、 まあ、な…

一九八四年 / ジョージ・オーウェル

高橋和久さん訳で、ハヤカワepi文庫のもの。 村上春樹さんの「1Q84」は、 この作品に影響を受けているらしいです。で、 天邪鬼なワタクシは、 1Q84読まずに、こちらに手を出した、 というわけです。以前このブログで書いた気がするのですが、 村上春樹さんの…

夜にはずっと深い夜を / 鳥居みゆき

今年の夏は、鳥居みゆき一色だったのです。 「鳥居みゆきの社交辞令でハイタッチ」 というGyaOで流れていた番組に、夢中でした。あれは、いつ頃だったでしょうか。 ロンブーの番組に出演していたのを見て以来、 ファンになってしまったのです。はじめて見た…

きつねのはなし / 森見登美彦

これで読みためていた分は最後です。 やっと。 で、 とっても偉そうにいいますと、 これが一番完成度が高い気がします。この著者の作品は、 それぞれにリンクする部分があるので、 そこに惹かれてここまで読みましたが、 この「きつねのはなし」は、 そうい…

四畳半神話大系 / 森見登美彦

これは、数年前に「床下仙人」 とともに、本屋さんイチ押し(?) という感じで平積みになっていたのだが、 当時は全くピンとこなくて、 スルーしてしまった。森見登美彦さんを読み始めて、 しばらく経った後、 「あ。」 と気づく。ちょっと悔しかったりもする…

美女と竹林 / 森見登美彦

ハイ、もどってきました。森見登美彦さん。 こちらは、エセーということで、 うまく説明できないのですが、 そういった心構えで読んでみたのです。 が、 良いカンジで裏切られました。 うむーさすが。ヤラレマシタ。コレを読んだ、しばらく後に、 奈良・京都…

シズコさん / 佐野洋子

まだ森見登美彦ぜんぶ書いてないですが…母娘の葛藤、ということで紹介されていたので、 ずっと気になっていました。読んでいる最中、 生きること・死ぬことを考えていました。 なんで生まれちゃったんだよう私。 死ななくちゃならないじゃないか。でも、今自…

宵山万華鏡 / 森見登美彦

楽しく読ませていただきました。 ところで、 宵山ってナニ? ボンヤリと お祭り?祇園祭? ということは判ったのですが…で、調べてみると、 祇園祭の山鉾巡行の前日の夜なんだそうな。 さらにその前日が宵々山、 おまけにもうひとつ前の日が宵々々山、 なんだ…

太陽の塔 / 森見登美彦

ここまで読んできて、 やはりデビュー作といふものに、 触れなければならぬ。 そう思い、また書店へGO! ついでに出たばかりっぽいものも購入。面白いことは面白かったが、 初めて読む、この著者の作品がコレだったら、 果たしてここまでハマっていただろうか…

「新釈」走れメロス : 他四篇 / 森見登美彦

とにかく、なんでもいいから森見登美彦が読みたい。 そう思って、書店へ駆け込む。 手当たり次第に買いまくり。 家にこもって読みまくり。 こちらは、いまのところまあまあか。 文学といふものに、 通じていないせいもあるのかもしれない。 寝かせておいて、…

夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦

というわけで、ハマっています。 なにかもっと読みたいよ〜森見登美彦。 と思いながら、書店へGO。 おっ、あったあった。 しかも文庫。 で、読み始めると、もぉ止まりませんがな。 そんな調子で、次々購入。 現在、だいぶ読みためております。 しばらく病は…

恋文の技術 / 森見登美彦

著者の新聞小説(朝日夕刊)にハマっておりまして。 ソレつながりです。今日はお仕事休みだったので、 ぐうたらとコレを読んで過ごしました。 最後のほうは、麦酒をお供に。 なので、いま若干ヨッパライです。ほろ酔いつつ想うこと。 いま自分と誰かのつながり…

人間には使えない蟹語辞典 / 金田一秀穂

パソコン鬱(パソコンの電源を入れることさえ億劫) で、遠ざかっていましたが、 ようやく回復の兆し。 と、ちょっとおおげさな感じに言ってみたが、 単なるメンドクサがり。で、この本。 「蟹語」というのが、 なんだかおかしくて。 図書館の蔵書に入れてみた…

重力ピエロ / 伊坂幸太郎

映画化され、もうすぐ公開ということで、 気になって読んでみました。 ゴダールの「気狂いピエロ」を、 つい連想してしまうタイトルですが、 なにか関係あるのでしょうかねぇ。 私は、特にないように思うのですが…読んでいる間は、 ぐいぐいと惹きつけられ、…

本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本 / 内沼晋太郎

オシャレな装丁に惹かれますた。 ややこしいタイトルですが、 両A面なんだそうです。 「本の未来を〜」のほうは、 ブックコーディネーターとしての、 著者の仕事を紹介。 「仕事の未来を〜」のほうでは、 タイトルそのままな感じですが、 「仕事」について考…

ひゃくはち / 早見和真

気づけば青春スポーツ(部活)ものを、 3作続けて読んでいるワタクシ。 毎度、目頭が熱くなってしまい、 特にこのジャンルに弱いのか…!? と、気づき始めた次第でございます。読むにつれて、 いろいろと「?」だったことが、 解き明かされていく感じがたまりませ…

武士道セブンティーン / 誉田哲也

最近、肩こりが気になる。 左肩が、重いのだ。 ヨガやってみたりしたが、ダメ。 うーん。 運動不足なんでしょうか。 剣道やなんか、スポーツしてる人は、 肩こり、しないのかなぁ。 ここに出てくる人たちには、 きっと無縁だな…とくに高校生は。 若いってい…

武士道シックスティーン / 誉田哲也

いやぁー、ひさしぶりにめっちゃおもしろかったです! 夢中になって読みました。 剣道やってみたくなりましたよ。 寝る前に読んでいたら、 次の日なーんか腕がだるい… 剣道やる夢でも見てたんだろか。 「片手メーンっ!」 とかって。「武士道セブンティーン…

泣きっ面にマリ : 大人の女の人生相談 / 夏木マリ

よく聴くラジオ番組に、 夏木マリさんがゲスト出演されていた際に、 だって悩みには答えてませんからー(笑)、 とかなんとか、ご本人が紹介されており、 とっても気になって購入。 たいへん楽しく読みました。 夏木マリさんのイメージどおり、 バッサリな感じ…

同じ年に生まれて : 音楽、文学が僕らをつくった / 小澤征爾, 大江健三郎

ふと書架を見ると、 小澤征爾さん・大江健三郎さんの笑顔が、 視界にとびこんできた。 反射的に手にとり、貸出処理… 本はなるべく自分で買おうと思ってはいるのだが…つい… なんか、悪いことしてるわけじゃないのにドロボーのような気持ち。 なぜー?

ホルモー六景 / 万城目学

「鴨川ホルモー」の続きかな? と思いきや、そういうわけでもないらしい。 そして、どうやら映画化されるらしい「鴨川ホルモー」。 一体どんなふうに映像になるのか、 とても気になることは確かなのだが、 なぜだか、観たいような観たくないような。そんな気…

悩む力 / 姜尚中

悩み。 やせたいのに、やせられない。 最近、お肌の調子が悪い。 肩こりが治らない… どうやら、ここでいう「悩み」って、 そういうことではないらしい。 当たり前?以前に読んだ「愛国の作法」は、 ちょっとムズいな〜という感じでしたが、 それに比べると、…

しゃばけ / 畠中恵

あれはそう、昨年くらいだったか… 書店の文庫コーナーに立ち寄ると、 やけに目に付くアイツがいた。 すごーく気になって、買いそうになるのだが、 なぜか、手にとっては戻し。 戻しては、手にとり。 で、結局戻して別の本へ。 これを、何度か繰り返し、 この…

豚のPちゃんと32人の小学生 : 命の授業900日 / 黒田恭史

おくればせながら… 書架整理中に発見。借りたのは私が初めてでした。 2003年に出たものだから、 5年以上眠ってたんですね… ちょっと意外でした。映画にもなってたし。著者である黒田先生が生徒たちに、 考える、ということを放棄させない。 すぐに、わかりま…