アレモ コレモ ヨミタイ

読んだ本のことを書いたり書かなかったり

知的生産の技術 / 梅棹忠夫

 この本はデジタルアーカイブの講習会に参加した際に、参考資料として紹介されていた。なんだかタイトルにものすごく見憶えがあるな〜家にあったかも、と思って書棚を見てみたがみあたらなかった。長い間読み継がれている名著なので、持っているような気になっていただけなのかな、と思い近いうちに購入するかなぐらいの気持ちでいた。で、やっぱりというか何というか案の定、本を片付けていたら、読み終わったコーナーに新品状態でそっと立っておいでであった。よくあることだが買う前に気づいてよかった。しかし、全く開いた形跡もないのに読み終わったコーナー。この世でもっとも信用できないのはやはり自分、ということなのかもしれない。

 隣にあったのが外山滋比古の思考の整理学(これは読んだ記憶も残っている)で、こちらもやや似たような系統の書籍であり長く読み継がれているものだが、とある人がブログか何かで、「この本に書いてあることは自分はほとんど実行済みであり、あまり得るものはなかった」というようなことを書いていたのを思い出し、突如、この人にものすごく、「思考の整理学よりも、この知的生産の技術の方を読んだ方がいいかもよ」と勧めたくなってしまったのでここに記してみる。件の記事は見つけられないし、ブログの主もここの存在を知る由もないので不毛といえば不毛なのであるが。そして、もうすでに知的生産の技術は読んでるかもしれないから、それはそれでいいのだけれど。