アレモ コレモ ヨミタイ

読んだ本のことを書いたり書かなかったり

高校図書館 : 生徒がつくる、司書がはぐくむ / 成田康子

最近、とある新聞を読んでいて「?」となることが、しばしばある。

なんで今更?みたいな。

今日、そんなん最初っからわかってたやん、みたいな内容のことを1面に書いてあったりしたもので、奇妙だな、と感じまして。

何か参考にしてるメディアがあって、それをなぞってるだけなんだろうか。

以前になるが読書案内でも、ある特定の書籍をそれとなく「偏ってる」と批判してみたり。

それはその記事書いた人が、その書籍とは逆の偏った考え方をしているということではないか。

なんかこれは笑えますね。

だいたい、何かを発信した時点でもうすでに何らかのバイアスがかかってるんだから、「絶対真実」というものはあり得ないのだけど。(これは今回の本に書いてあった)

事実がただそこにあって、それを伝える媒体を通して他者に伝わっているという事象に対して、盲目的に追随してしまうのは、あまりにも危険だと思うのだが。

盲目的追随になっちゃってたとしても、それはその人の勝手だが、他者に押しつけるのはやめたほうがいいよな〜

共感を得たい気持ちは、わかるのだけれど。

きっと、自信が持てないから不安で、共感して欲しいんだろうな。

自信が持てなかったとしても、せめて自立して考える姿勢は保つべきだよな。

でも盲目的追随になっちゃってる状態でも、それはそれで否定すべきじゃないんだろう。

 

以上自戒です。

絶叫委員会 / 穂村弘

前回の更新から、また1年近くが過ぎてしまいました…

 

ブログに移行して初の記事となります。

 

今年の4月より、無職でニート…いえ、学業専念ということで、

 

日々勉学に励んでおります、と胸をはって言える状態ではないんですが。

 

この年齢で、よく思い切ったよね〜というのが、自分の感想ではありますが、

 

まぁせいぜいがんばります。

 

勉強できる環境にあるのは、たいへんありがたいことですので。

 

この状況が、むしろラッキー。

 

とりあえず1年くらいを目安に、やってみようと思っています。

 

って、こうやって宣言しておかないと、

 

ダメになる一方だから。ダメ人間まっしぐらだから。

 

もうね、自分なんか頭がおかしいんじゃないか、

 

いや、きっとおかしいに違いない、

 

そうだ、そうに決まってる!

 

みたいになってくるわけですよ。

 

わずか2ヶ月間弱で。

 

しかし、日々は飛ぶように過ぎる。

 

無駄にできる時間など一刻もない、と肝に銘じて。

【お知らせ】ダイアリーからブログへ

はてなダイアリーで更新してきたブログですが、

はてなブログへ引っ越しました。

すこしタイトルを変えました。

更新頻度はあまり上がらないかもしれませんが、

ほそぼそと続けていけたら、と思っています。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

(もし、だれか読んでくださっている方がいらしたら)

ロマンシエ / 原田マハ

ダイアリーなのに全然ダイアリーになってないことに、
いまごろ気がつきました。
ここがダイアリーだってことに、さっき気がついたのです。(本当)
これからも、ダイアリーにはなりませんがな、たぶん。(更新頻度の面からは絶望的)

ということなので、本日はちょっとダイアリーっぽく。


<萌えと悶えの記録>2016.1.31


東京ステーションギャラリーにはじめて行ってきました。昨日。
その前に三菱一号館美術館にも行ってきたのですが、
なんか、こっちのほうが好きかも…どちらも素敵な美術館なんですけど。
で、どんな美術館なのか、まったく知らずに訪れたのですが、
壁の一部のレンガが重文!あとちょっと安い!(これは企画によるのかな?)
ものすごく雰囲気のあるところで、今まで知らなくてちょっと損してたな…とか思いました。
でも存在を知ることができて、よかったです。
この世に、遅すぎるなんてことはないのです。きっと。


観てきたのは、この作品「ロマンシエ」とリンクしているという展覧会、
「君が叫んだその場所こそがほんとの世界の真ん中なのだ。」
というもの。
タイトルを見るなり、だいぶ前(2001年刊行だそうです)に流行ったアノ作品を、
とっさに思い出してしまったのですが、
関係あるのかな…ないのかな…


リトグラフの作品たちを集めたもの。
作品などに関しては、まったく予備知識なく行ったのですが、
予想以上に楽しめました!
こういう企画ものって、なんだかワクワクします。
なにをやってたかっていうことよりも、そのシチュエーション萌えとでもいうのか、
自分が中学・高校のころって、こういうことがもっとたくさんあったような気がして、
あの頃、悶えながら読んだ吉本ばななとか、新井素子とか、そういう感じを思い出して、
まあ、悶えてったってことですね。今日は。


そして、リトグラフの仕組みがいまだ理解できず、
しばらく悶えることになりそうです。
プリントゴッコじゃないらしい…

銃・病原菌・鉄 / ジャレド・ダイアモンド

ブームはとうに過ぎた感がありますが、

文庫化されたのを機に。

アングロ・サクソン文化、

みたいな感じなのかと想像していましたが、

実に様々な要因が作用しあって、

現在の世界がある、というようなことなのかと思いました。

ここ10年くらいの、

個人的な思想を振り返りますと、

なんだかんだいっても、

今の状態が最善なんだ、

と、なんとなーく妄信していた時期をすぎ、

やっぱりイギリス人悪いよ!

ぜんぶイギリスが悪い!

みたいな方向へ走っていたのですが、

最近は、

今より良くなる方を目指していけばいいのかなー

ぐらいに考えられるようになってきました。

決めつける、みたいな姿勢が薄まってきた、

とでもいうのでしょうか。

歳をとって、

さまざまな漠然とした不安が解消されつつあるのは、

よいことですね。

1997年刊なので、

多少情報の古い感はあるようですが、

qwerty配列の話は、興味深かったです。

パンの文化史 / 舟田詠子

我が家にはテレビがないので、よくラジオをきいている。

よく聞く番組で「パンをじっくりかみしめる」というテーマの日に、

著者が出演され、この本が取り上げられていた。

番組の司会からの注や参考文献の充実ぶりに対しての発言をうけて、

学問というものは、古来から継続している、

歴史も途絶えることなく継続している、

自分は継続された流れのなかに立っており、

またずっと継続してきたから今がある、ということでもあり、

自分の立ち位置を知るという意味でも、

そのための道しるべとして、

注や参考文献をしっかり書くことが必要である、ということ、

さらに、後のパンについて研究をする人の、

少しでも役に立ちたい、という思いがあったという言葉があった。

この先生が、とても気になって検索してみると、

「舟田詠子のパンの世界へ」という公式サイトがあり、

とても充実した素晴らしいサイトなのであるが、

このなかで、この番組に出演した際の記事があり、

意外だったのであるが、この番組に抗議したい、ということであった。

じつは番組の冒頭の瀬戸カトリーヌさんのお話が、

とてもノリがよくおもしろかったので、

直後から録音しはじめたのであるが、

この記事を読んでから、もう一度聞いてみると、

たしかに、少し変な空気がながれているような気がしなくもない。

私が以前から司会の方にたいして抱いていた、

ちょっとした違和感の正体が、少しみえた気もして、

なかなかおもしろい体験であった。

それにしても、これはあとでうまく編集したのか、

それとも録り直したのか。

放送というものから受け取れる情報は、

ものごとのごく一部であり、

背後には、さらに多大な事象がふくまれているのだなあ、と、

あらためて思った次第である。

生物と無生物のあいだ / 福岡伸一

前回の記事から、

半年近く経ってしまった…

夏にはしぼんでいたカラダが、

正月すぎた今、かなりふくらんでいて、ちょっと重い。

また少ししぼませようと思うが、

あんまりしぼむと、

シワシワ・カサカサ的になるので、

ちょうどいいところを見つけないといけない。

10年ほど前までは、

たとえしぼんでも、しぼみすぎた感はなく、

元気そのものであったが、

歳をとってきたせいなのだろう、

しぼみすぎると、

なんか哀れ感満載になってしまうのだ。

生命とは、時間の流れに逆らえない、

不可逆的な営みであるということが、

この本を読んで、よくわかった。