銃・病原菌・鉄 / ジャレド・ダイアモンド
ブームはとうに過ぎた感がありますが、
文庫化されたのを機に。
反アングロ・サクソン文化、
みたいな感じなのかと想像していましたが、
実に様々な要因が作用しあって、
現在の世界がある、というようなことなのかと思いました。
ここ10年くらいの、
個人的な思想を振り返りますと、
なんだかんだいっても、
今の状態が最善なんだ、
と、なんとなーく妄信していた時期をすぎ、
やっぱりイギリス人悪いよ!
ぜんぶイギリスが悪い!
みたいな方向へ走っていたのですが、
最近は、
今より良くなる方を目指していけばいいのかなー
ぐらいに考えられるようになってきました。
決めつける、みたいな姿勢が薄まってきた、
とでもいうのでしょうか。
歳をとって、
さまざまな漠然とした不安が解消されつつあるのは、
よいことですね。
1997年刊なので、
多少情報の古い感はあるようですが、
qwerty配列の話は、興味深かったです。