アレモ コレモ ヨミタイ

読んだ本のことを書いたり書かなかったり

2007-01-01から1年間の記事一覧

パンチパーマの猫 / 群ようこ

これもまた、インパクトの強い書名です。内容とは関係ないと思われます。しかしパンチパーマというアイテムだけでも、おかしさを誘うと言うのに、猫ですか。ありえないところが、おかしいのでしょうか。それとも、もっと別のところに秘密があるのでしょうか…

アルゼンチンババア / 吉本ばなな

すごいインパクトある書名だと思います。同タイトルの映画を見て、(やっぱりタイトルのみに惹かれて)それで、原作よしもとばなな、とあったので、買いました。ちょっと前になりますが、「哀しい予感」という同著者の作品が、舞台化され、観に行ったのですが…

コインロッカー・ベイビーズ / 村上龍

夏のべっとりした暑さと、若者のモワっとする熱さと、イカれた世の中と、が合わさって、独特の世界でした。痛い描写が多いので、何度もめげそうになりましたが、最後までがんばってよかったよぉ、お母さん!といいたくなるような作品かも知れません。

魂萌え! / 桐野夏生

お父さんが突然死んで、死後に、その愛人の存在が明らかになって…もぉ、すっごく暗く読んでいましたが、読後は、もりっと力が湧いてくる感じデス。これぞまさに「萌え」か。木々の若葉も「萌エ〜」。生きるパワーが萌エ〜。

マリモ : 酒漬けOL物語 / 山崎マキコ

3月いっぱいで会社を辞めたヒトがくれた、思い出の(?)一冊。面白かったから、と言って手渡され、これあげるね。と。酒漬けっていうのがイイでしょ?というので、思わずワタシも、いいっすねぇ〜。そんな私たちの共通点は、毎夜酒びたり(ってほどでもないか)…

ひとを愛することができない : マイナスのナルシスの告白 / 中島義道

こんなに自分をさらけ出しちゃっていいの?かつての恋愛の相手のことまで、ちょっと触れちゃってるし。だけど、だからこそ引き込まれて読んでしまうのでしょう。おそらく。誰かの秘密というか、ココロのうちを告白したようなものって、興味を引くんだよね。…

あけましておめでとう計画 : 実録・日本テレワーク物語 / 野田昌宏

なんか読むのないカナーっと見回したら、こんなものが。なんかバブルの時代の匂いがするな。つまんないかも…と思ったら!おもしろかったです。ワタシには。サブタイトルに騙されて、実話と思い込んで読んだのも、よかったかも知れません。読み終えて、初出を…

われ笑う、ゆえにわれあり / 土屋賢二

中島義道さんの著作のなかで、ほんのちょっと取り上げられていて、全く笑えないという事だったので、ずっと気になっていた。某女子大生協で文庫版に遭遇。たしかに全然おもしろくない。「本書は、笑っていただくことを目的にしている」とのことだが、全然お…

海辺のカフカ / 村上春樹

村上春樹は、たしか中学生くらいのときに、羊がどうしたのこうしたのというタイトルの作品を読んだような気がしますが、タイトルもうろ覚えで、内容もさっぱり思い出せないため、村上ワールドは初体験と考えていいのかもしれません。で、ところどころは良か…

自分の中に毒を持て : あなたは"常識人間"を捨てられるか / 岡本太郎

たぶん2年ほど前のことです。某女子大生協で買いました。ちょうど「読書マラソン」をやっていて、透明のカバーをかけて、読書マラソンのカードがはさんであるものが、タイトルごとに一冊置いてあります。この本がたまたま一冊しかなく、透明カバーには、「生…

踊る運転手 / 植上由雄

「ウエちゃんのナニワタクシー日記」というシリーズもの。本の雑誌で知ってはいましたが、そんなに「読みたーい」と言う感じではありませんでした。夫と一緒に入った本屋さんで、文庫化された本作を発見し、夫にオススメされて買ったものです。(単行本は本の…

ちいさいぶつぞうおおきいぶつぞう / はな

仏像ずきだったんですね。はなさんて。知りませんでした。はなさんの影響で、スパイラル・パーマあてたこともあったっけ。中国語講座もみてました。オリーブ少女でしたよ。ええ。また影響されてみよっかな。と思える一冊でした。いいなあ、はなさんは。