ひとを愛することができない : マイナスのナルシスの告白 / 中島義道
こんなに自分をさらけ出しちゃっていいの?
かつての恋愛の相手のことまで、ちょっと触れちゃってるし。
だけど、だからこそ引き込まれて読んでしまうのでしょう。おそらく。
誰かの秘密というか、ココロのうちを告白したようなものって、
興味を引くんだよね。
著者は、もしかしてそれをわかって書いてる?
とも思います。
なぜって最後に、
「全部本当のこととは限らないよん」的な断りがあるから。
やるなぁ。
本当に自分は誰かを愛することなんて、
出来ないのじゃないかと感じた。
自信を持って堂々と「愛してる」
なんて本気で言えるひといるのかなぁ。
いるんだろうなぁ。
でもワタシは信じない。そんなひとのこと。