アレモ コレモ ヨミタイ

読んだ本のことを書いたり書かなかったり

父岸田劉生 / 岸田麗子

タイトルのまんま、

岸田劉生の娘である、著者からの視線で描かれた、

画家、岸田劉生の人生。

古き良き日本が、岸田劉生の作品とともに、

甦ってくるようです。

また、家族の仲の良い様子など、ホロリとさせられ、

期待以上の作品でした。

岸田劉生の作品といえば、麗子像が有名ですよね。

なんか教科書に載っていて、

みんなして「こえー」だの「おばけー」だのと言っていたのを覚えています。

今にして思うと、知らない人のことを、そんな風に言っていたなんて、

なんだか申し訳ない感じになっています。

大人になった今だから、もう一度みたい絵でもありますね。