アレモ コレモ ヨミタイ

読んだ本のことを書いたり書かなかったり

生き延びるためのラカン / 斎藤環


ラカンってなんだろう?

ってずっと思っていた。

なんか哲学っぽいけど、

違う気もする…

こんな疑問を抱えつつ、

トライしてみました。

フーコーがとても難解だったので、

今回も負けちゃうかな…

と思っていましたが、

ちゃんと読めました!

こういうときホントに、

著者よ、ありがとう

と思ってしまう。


ラカンを難解にしている原因を、

出来る限り取り払い、

わかりやすく解説しつつ、

精神の病とは、

どんな状態にあることなのか、

説明しています。

これらの説明を読むと、

自分も病気なのかもしれない、

との思いに至りましたが、

そういう部分は誰しも持っているのかも知れない、

とも思います。


ものの見方を教えられた気持ちです。

なんだかココロがやわらかくなった気がします。

自分の中の人に対する態度も、

少し変わったかな。