アレモ コレモ ヨミタイ

読んだ本のことを書いたり書かなかったり

夜と霧 : ドイツ強制収容所の体験記録 / ヴィクトール・E.フランクル著 ; 霜山徳爾訳

たしか新訳が出たのを機に話題となり、
読んでみたい、と思っていました。
けれど、今回は新訳ではなく…
書店には、新訳と一緒に並んでいたので、
どちらにしようか、両方買うか迷いましたが、
まずは、大御所から…ということで。

ご存知の通り、本書には、
著者による、ナチの強制収容所での体験が書かれています。
どんなに恐ろしいことが書かれているかと思ったのですが、
のっけから、
「人間意外と丈夫にできてる」
みたいなことが述べられているではありませんか。
ちょっと、「ガクッ」ってなります。
ステキです、フランクルさん。
自身もオプティミストである、と評していますが、
私には、判ろうとしても、
なかなか判らないであろう、
それほど、恐ろしい体験をしているにも関わらず、
恐れ入ります。
これで、つかみはOKです。
最後までいけました。
新訳にも、近いうちに挑戦したいです。