ニューヨークからきた猫たち / 椎名誠
これは私小説になるんでしょうか。
家族にまつわる物語らしいです。
似たようなものを以前にも読んだのですが、
(タイトルは「飛ぶ男、噛む女」だったと思う)
それに比べると、
ふわっとあったかい感じの作品が多かったです。
(飛ぶ男…はちょっとコワかったのです。)
本の最後に収められた作品、「遡行」には、
じんわり涙が出そうになりました。
多くの人が、著者のシーナマコトさんに対して描いてるイメージって、
男性的で、ワシワシした感じというか、
あのジーンズのCMそのまんまな感じではないかと勝手に思っているのですが、
こういうのを読むと、
ちょっとなよっとした女性的な部分も感じられます。
それもふくめて、シーナさんの魅力なのでしょうね。